ABOUT 根こぶ病とは

感染してからでは
防除することが出来ない
難防除の土壌伝染性病害

根こぶ病は、アブラナ科野菜の根に感染して、こぶを形成し、根からの養分、水分供給を阻害するために地上部が萎凋し減収を起こします。
感染後に防除する方法がないため、防除対策として播種・定植前に殺菌剤を予防的に処理する方法が行われています。
栽培前に発病ポテンシャルを検査できれば、どのような対策をとるべきかが事前に判断できるため、
防除対策メニューを選択し、過剰な防除のムダや大きな発病リスクがある場合のムリな栽培を回避することができるようになり、
生産者のコスト削減、経営の安定化に貢献できるものと期待されます。

アブラナ科のみに
発病する病害

発症する主な作物

  • キャベツキャベツ
  • ハクサイハクサイ
  • ブロッコリーブロッコリー
  • チンゲンサイ
    コマツナ
    ナバナ(菜の花)
    カブ etc...

根こぶ病の生活環

根こぶ病の主な特徴

  • 難防除の土壌伝染性病害

    難防除の土壌伝染性病害

    感染後では対策方法がないため、事前の判断が必要。

  • 生存期間は10年以上

    生存期間は10年以上

    病原菌の耐久体(休眠胞子)は土壌中ではもとより水中でも長期間生存が可能。

  • 周辺圃場へ拡散

    周辺圃場へ拡散

    トラクターや長靴など農作業に伴う土壌の移動や降雨、用水により移動して周辺圃場を汚染する。

  • 効果のある薬剤が少ない

    効果のある薬剤が少ない

    植物細胞でのみ増殖する絶対寄生菌であり、原生生物であるため殺菌剤開発が難しく、薬剤選択の候補が少ない。

  • 環境により発病が変わる

    環境により発病が変わる

    遊走子は水中を遊泳するため降雨が多いと発生が助長される。

  • 土壌条件で発生が変わる

    土壌条件で発生が変わる

    菌密度が低くても発病しやすい土壌と発病抑止土壌があるため、防除を難しくしている。

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